
クラスみんなで知って、学んで、お友達を支える。
食物アレルギーを正しく伝える食物アレルギー啓発教材セット
食物アレルギーの子ども達とクラスメートが一緒に学べるアレルギー啓発教材を作りました。食物アレルギーの子どもは近年増加傾向にあり、小学校全児童数の6.1%(『令和4年度アレルギー疾患に関する調査報告書』日本学校保健会、令和5年3月)にあるとされています。この教材は、食物アレルギーに関する基本的な知識と対応策を子ども達に楽しく、わかりやすく伝え、疾患への正しい理解を深めることができます。多くの方のお力をいただき、晴れて2024年1月に出版となりました。全国の小学校で食物アレルギー啓発授業を行っていただけることを、心より願っております。
(製作:NPO法人ピアサポートF.A.cafe 監修:福家辰樹 出版:株式会社東山書房)

1
給食のシーンを例にした子ども達に親しみやすいストーリー
フジくんのデザートがみんなと違うみたい。サクラちゃんの素朴な疑問から始まる食物アレルギーのお話です。

2
届いたその日からすぐに使えるDVD、絵本、各種データセット
動画と絵本に加えて、教材の活用法をまとめた手引きや保護者向け資料も。様々なシーンですぐに活用できます。

3
教材の組み合わせで広がる、柔軟な啓発授業
組み合わせ次第で、10分〜45分の啓発が可能。絵本をクラスに置いて好きな時に読むことも啓発のひとつです。

アンケートの調査結果を元に、アレルギー専門医にアドバイスをいただきながら、患者・患者家族が中心となって作りました。
本教材を制作をするにあたり、3~12歳の子ども(アレルギーの有無に関わらない)の保護者対象にアンケート調査※1を実施しました。そこで、90%以上の方がクラス全体への食物アレルギー啓発授業に肯定的であることがわかりました。そして、モニター教材を制作後、実際に活用した教職員のアンケート調査結果※2では、100%の教職員から「本教材はとても有用・有用」という結果を得られました。
これらの調査結果は「第21回食物アレルギー研究会」および「第60回日本小児アレルギー学会学術大会」にて発表し、本教材の制作に役立ています。
※1 令和2年10月実施「園・学校生活における周囲の理解・協力についての調査」有効回答数191件
※2 令和4年3月-令和5年4月実施「食物アレルギー啓発教材モニターアンケート調査」有効回答数66件

※1 「園・学校生活における周囲の理解・協力についての調査」質問5の結果

※2 「食物アレルギー啓発教材モニターアンケート調査」有効回答数66件
監修 福家辰樹先生からのメッセージ
● 教材の特徴
給食のシーンを例にした子ども達に親しみやすいストーリー
小学校を前にした年長園児や給食が始まる小学校1年生に楽しく学べるように、よくある給食でのシーンのストーリーを優しい油絵風のタッチで描いています。
「どうして同じものを食べれないの?」「食べたらどうなっちゃうの?」と子ども達の素朴な疑問にプリンくんが優しく答えます。クラスのみんなができる「3つのお約束」まで、食物アレルギーの基本を学び、子ども達への理解を促すことのできるストーリーです。
【こんなシーンでご活用ください】
・担任による給食のルール説明時に
・栄養士による食育の話と合わせて
・養護教諭による体と健康の話と合わせて




主人公のプリンくんの声は、栄養学を学ぶ大学生、フジくん、サクラちゃんの声は、二人と同じ年齢の子ども達が担当しました。まるで本当のクラスでの会話のように、伸び伸びと演じてくれました。

届いたその日からすぐに使える!充実のセット内容
DVD動画と絵本に加えて、教材の活用法をまとめた活用の手引きや、教室掲示用ポスター、健康だよりなどに使えるイラスト素材、保護者向け配付資料もご用意。様々な学校での啓発の機会、時間に合わせて柔軟に使っていただけるよう、データダウンロード特典を充実させました。
